赤岳 日帰り下見山行(2,899m)


赤岳 日帰り下見山行(2,899m)

2015年11月21日(土)
メンバー さいとも(CL) おさちゃん(SL) あゆ よこたん

コースタイム
6:19 美濃戸P発 → 8:50 行者小屋 → 10:25 文三郎尾根分岐 → 11:10 赤岳山頂 → 12:18 地蔵の頭 → 13:04 行者小屋 → 16:09 美濃戸P着

今回、冬合宿Eチームのコースの下見も兼ねて山行を行いました。
美濃戸山荘前の分岐を右へ。南沢ルートより、行者小屋を経由して山頂へ向かう。しばらくは針葉樹林帯の中を進んで行く。足元には所々に霜柱が、また橋も薄っすら白い。山は既に冬支度を始めていた。
登山道は多少のアップダウンはあるもの特に危険と感じる場所はなかった。ただ道迷いの注意の貼り紙に黄色い目印を頼りにと書かれていたが、その黄色い目印がなかなか見つからなかった。
行者小屋で休憩をとり、文三郎尾根登山道へ。針葉樹林帯をしばらく進むとハイマツ帯の間に鉄製の階段が見えてくる。ここからしばらくは階段が続く。直ぐに標高は上がっていくが、同じように息も上がってしまう。振り返ると先程通過した行者小屋が小さく見えた。何度も振り返りながらも先を急いだ。文三郎尾根分岐を越えると、少しずつ岩場が迫り、急登が始まった。足場を確認しながら、鎖も頼って、一歩ずつ慎重に。キレット分岐を越えると、「頂上まであと少し ガンバレ」のレリーフが。そして竜頭峰分岐を越えればあと一息。裾まではっきり見渡せる富士山が目の前に現れた。山頂までまだまだあるかと思ったが、見上げた先が山頂だった。
山頂は素晴らしい眺望だった。青空に360°の大パノラマだ。南・中央・北アルプス、御嶽・乗鞍・立山・剣岳など、多くの山々が見渡せた。そして次のシーズンはどこへ行こうかと期待も膨らんだ。
しばらく山頂を楽しんだが、体も冷えてきたため、下山開始した。地蔵の頭までは周りの景色を楽しみながら、進んで行く。こんな素晴らしい景色は今年最後かなと思いながら、心ゆくまで写真を撮った。そしてお地蔵さまに見送られ、地蔵尾根の岩場の急降が始まる。まだまだ降りは苦手だ。でも鎖をうまく使ってゆっくり行けば大丈夫だった。
行者小屋で少し遅いお昼休憩を取って、美濃戸Pへ向かう。その道中に2つの出会いがあった。冬合宿Dチームの下見山行メンバとの遭遇。そしてもう1つは、目の前に黒い大きな影が現れた。カモシカだった。こちらの様子を伺っていたようにも見えたが警戒もせず去っていった。これにはかなり驚いた。

11月の八ヶ岳は未知の世界だったため、山行前は不安でいっぱいだった。
でもこの季節にしては温かく、天候にも恵まれたため、素晴らしく、思い出となる一日になった。

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